2021年11月上旬を持ちまして募集を終了いたしました。
1549名の方にご参加いただき、534名の方が血漿採取の対象者となりました。多くのご参加を賜り誠にありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)から回復した方の血液中の抗体を測定し、抗体が十分ある方に血漿提供をお願いする研究を東京都、大阪府、愛知県の3都府県の医療機関で実施しています。
いただいた血漿は、今後感染した方へ投与したり、抗体を濃縮して薬剤製造に使用します。
ご質問がある場合は、お気軽に研究実施機関および問い合わせ先にお問い合わせください。
この研究では、COVID-19から回復した方の血液中の抗体を測定し、抗体※1が十分ある方に血漿提供をお願いしています。
抗体が十分あると判断された場合、①研究参加していただいた研究実施機関で血漿採取を行う、または、②日本赤十字社が実施する免疫グロブリン製剤の製造のためのCOVID-19回復者専用献血窓口にご案内します。
血漿に含まれた抗体をCOVID-19と診断された患者さんに投与することで、患者さんの回復を早めると考えられています。いただいた血漿は、そのまま投与するか、抗体を濃縮して免疫グロブリン製剤という製剤を作るために使用されます。
※1 抗体とは、私たちの免疫で作られる、ウイルスや細菌に対抗する物質です。新型コロナウイルスの抗体は、ウイルス結合することでウイルスを体から排除することができます。
過去に研究に参加された方で、日本赤十字社の回復者専用献血ルームへの案内を行うことになった経緯についてはこちらの情報公開文書[PDF]をご覧ください。
COVID-19と診断され回復された方で、20~69歳までの方(ただし、65~69歳は60~64歳までの間に献血経験がある方)にご協力をお願いしています。
抗体測定は、発症から3週間以降から測定可能です。また、男性で45kg以上、女性で40kg以上の体重が必要です。その他の詳細な条件は以下のリンクをご覧ください。
参加には、COVID-19と確定診断されたことを証明できる書類(コピーでも可)が必要です。保健所から発行された就業制限等通知書や、病院で発行される診断書、退院サマリーなどの書類をご準備ください。
なお、診断名、診断日・発症日・検査日などのいずれかの日付、書類の発行元(病院や保健所の名称)、書類の発行先(あなたのお名前)の4点が記載されているか、ご確認ください。
新型コロナウイルスワクチン接種の予定が決まっている方は、接種後の参加を推奨しています。
COVID-19と診断されたことが証明できる書類を準備し、研究参加の申し込み ボタンから申し込んでください。
問診票や診察の際に、感染の経緯・症状・使用した薬剤など、いろいろな情報をお聞きし、研究参加できるかどうかを総合的に判断します。研究に参加できない条件 に該当する場合、ご来院頂いた場合でも研究にご参加いただけませんので、ご確認をお願いします。
抗体が十分あることが分かった場合、① 再度来院していただき血漿採取を行う、または ② 日本赤十字社のCOVID-19回復者専用献血窓口にご案内します。