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COVID-19回復者の抗体測定・血漿採取の参加者募集

COVID-19回復者の抗体測定・血漿採取の参加者募集

研究者からのメッセージ

新型コロナウイルスが世界で広がり、私たちの生活は一変しました。まさに100年に一度の感染症による厄災と言えるのではないでしょうか。新型コロナウイルス感染症の対策としてワクチンの開発が進められていますが、それと同じくらい大事なものとして治療薬の開発があります。これまでに有効な治療薬がいくつか使用できるようになってきましたが、まだ特効薬と呼べるほど劇的な効果のあるものがないのも事実です。

回復者血漿療法は、新型コロナウイルス感染症に感染した方から抗体と呼ばれる免疫の成分を含む血漿をご提供いただき、これから新型コロナウイルス感染症に感染し重症化する可能性のある方への治療として用いる方法です。100年前のスペイン風邪の時代から行われていた、いわば古典的な治療法ですが、今世界中で注目を集めています。この研究は、新型コロナウイルス感染症から回復された方々の思いが込められたかけがえのない大切な血漿を使わせていただく臨床研究であり、回復者の方々の思いが無駄にならないように、スタッフ一同、一日でも早く検証が進められ、有効性・安全性を証明できるよう努めて参ります。

2021年11月5日をもちまして、本事業への参加募集を終了とさせていただきました。
これまでに多くの皆様にご協力いただきました。深く感謝申し上げます。
また、今後お申し込みを予定していた方々に関しましては、募集終了となりましたことお詫び申し上げます。
頂いた血漿の多くは、これから免疫グロブリン製剤の製造プロセスに入ります。
今後新たに出現する可能性のある新興感染症への備えとしても今回の事業は重要であり、皆様のご協力なしでは実現することができませんでした。
誠にありがとうございました。
コロナウイルスに対する配慮が欠かせない日々が続いておりますが、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

研究者
国立研究開発法人
国立国際医療研究センター

国際感染症センター
国際感染症対策室 医長

忽那 賢志
忽那 賢志 国際感染症対策室 医長
研究代表者
国立研究開発法人
国立国際医療研究センター

国際感染症センター 医師
森岡 慎一郎